憂き世店
浪人暮らしのなか健気に生き抜く総八郎となみ。そして二人に関わる裏店の住人たち。江戸の”憂き世”を生きる人々の悲哀を、情緒豊かに描いた傑作長編時代小説。生きていくのは切ないこと。せめて今を必死で生きねばと。
浪人暮らしのなか健気に生き抜く総八郎となみ。そして二人に関わる裏店の住人たち。江戸の”憂き世”を生きる人々の悲哀を、情緒豊かに描いた傑作長編時代小説。生きていくのは切ないこと。せめて今を必死で生きねばと。
日本吸血鬼小説大全。ヴァンパイア・ジャパネスクの豊饒とその偉業。
いま、街が面白い!路上から観察できる森羅万象を対象とした「路上観察学」の旗の下に、都市のフィールド・ワーカーたちが結集した。それぞれ独特の眼玉を駆使して、街の隠された表情をいきいきととらえる方法をここに披露する。街歩きが好きな人には欠かせないマニュアル。
路上観察の先生(赤瀬川原平)による定番から穴場まで37コース、214553歩の東京あちこち観察記。
とりあえずとっておく、穢れも全部は捨てない。捨てたらもったいないぞ
ふしぎなお金「何なのだ、いったいお金というものは。」 自分の謎「どうしてぼくは、ここにいるのか。」 四角形の歴史「人間はなぜ風景画を描くのか?」
父と娘が初めて本音で語りあう。老い・旅・笑い・仕事
坂口安吾の探偵小説6編と東直己による安吾へのオマージュ1編を収録!*各編に東直己の解説つき
トト、ニャンニャン、金太、チビ!君たちはいつも、ぼくにとって師であり、友であった。父の死、レコード大賞連続受賞、作詞家・作家として多忙を極めた悲喜こもごもの日常に、彩りを与えた愛犬・愛猫たち。ともに人性を歩んだ三十年間を、ユーモアと哀感をこめて描く
浅田次郎対談集。中国、新選組、東京、小説、借金生活・・・の様々な話題を語り合う。お相手は、陳舜臣、津本陽、高橋克彦、北方謙三、岩井志麻子、宮部みゆき、山本一力・・・の錚々たる顔振れ
80年代はじめ。出版が躍動していた時代!写真週刊誌、男性誌など雑誌創刊ラッシュ前夜、老舗出版社を退職し、出版社を起こした著者と仲間たち。出版界や駆動の時代を描く、疾風怒涛悪戦苦闘の嵐山版・出版風雲実録。
敗戦後の闇市の中で進駐軍に牙をむいていた不良少年の著者が、オヤジになってと落ちめのニッポンを闊歩する。オヤジによる中年復権の書。『週刊朝日』人気1位のコラム「コンセント抜いたか!」の単行本化。
子猫を探しに旅にでたノラは猫語のわかる未亡人に会った。俳句を読み、ネコケータイを駆使する猫たち。ハルミンさんの絵と相俟って奏でる摩訶不思議な世界。
無類の落語好きのアンノ先生が、空想癖を駆使して語る「自伝のようなもの」。抱腹絶倒しながら読んでいると、人生哲学が鮮やかに浮かび上がってきます。
「月光は十九の胸にさし入りぬ」「わがみひとつのあきにはあらねど」・・・著者が思いの丈をこめて作った百首、胸に沁みるエッセイを添えて・・・
昭和7年、島根県安来市に生まれた飯田布美枝は、29歳のとき、漫画家・村井茂と見合いをする。茂のペンネームは「水木しげる」。見合いの5日後に2人は結婚、上京する。だが、調布市の新居で布美枝を待っていたのは底なしの貧乏生活だった・・・上下巻揃。